リビング階段のおしゃれな事例と後悔しないためのポイント

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リビング階段のおしゃれな事例と後悔しないためのポイントとは?

リビング階段とは、リビングに設置された階段のことです。リビング階段がある家庭では、外出・帰宅時に家族が必ずリビングを通ります。

ここでは、リビング階段のおしゃれな設置事例を紹介しつつ、リビング階段を設置する際に決めておきたいことや、住んでから後悔しないためのポイントを解説します。家族の距離が自然に近くなる、居心地良いリビングづくりにお役立てください。

 

リビング階段とは?

リビング階段とはなにか?

リビング階段とは、言葉通りリビングにある階段のことです。リビングの中の階段という意味で、「リビングイン階段」と呼ばれる場合もあります。かつては玄関ホールや廊下に階段を設置していましたが、最近は、家族が顔を合わせる機会を増やそうとリビング階段を選ぶ家庭が増えました。

上下階への移動のたびにリビングへ出入りすると、自然に家族のふれあいが増えるでしょう。

 

 

 

リビング階段のおしゃれな設置事例

リビング階段のおしゃれな設置事例をご紹介

リビング階段のおしゃれな設置事例を紹介します。いずれの家庭も、インテリアに馴染むようにリビング階段を設置しています。配置など使いやすい階段を作る工夫も紹介するので、住まいづくりにお役立てください。

 

鉄骨階段が中心のブルックリンインテリア

こちらは、ブルックリンスタイルでコーディネートされた住まいです。鉄骨のリビング階段をはじめとして、洗面室に設置されたアイアン素材のブラケットライト、トイレや玄関のペンダントライトなど、空間をおしゃれに演出する工夫がいたるところに見られます。

無骨な雰囲気のリビング階段は、レンガの壁紙やシンプルなペンダントライト、濃い木目のドアなどとよく馴染んでいます。階段は、ステップと骨組みで構成されたスケルトンタイプです。ステップ間から光が差し込むため、階段下のスペースが暗くなりません。

L字型の踊り場の下には収納庫があり、階段下のスペースを有効活用できています。また、リビングの出入り口付近に階段があるので、来客時にも気まずい思いを感じず上り降りできるでしょう。

鉄骨階段が中心のブルックリンインテリアをご紹介

鉄骨階段が中心のブルックリンインテリアの施工事例はこちら

 

吹き抜け×リビング階段のあるお家

ホテルライクな空間に吹き抜けを取り入れた、ゆったりした雰囲気のリビングです。ラグジュアリーな雰囲気を漂わせつつ、暮らしやすさをしっかり考えたつくりになっています。

リビングや階段以外にも、新しい生活スタイルに対応した玄関ホール付近の手洗いスペース、洗面脱衣室と一体になったランドリースペースなど、暮らしやすさのヒントがつまっています。

リビング階段が設置されている場所は、開放感のある吹き抜けです。階段下のスペースにはソファが置いてあり、ステップの間をぬって高窓からの光が差し込みます。また、吹き抜けの天井にはシーリングファンがあり、冷暖房効率がよくなるように配慮されています。

吹き抜け×リビング階段のあるお家をご紹介

吹き抜け×リビング階段のあるお家の施工事例はこちら

 

自分らしさと使いやすさ、どちらも叶えた家

この家は分譲地の奥で、人の目が気になる環境に建てられました。プライバシーを守りつつ開放感を味わうコツは、家づくりの参考になるでしょう。たとえば、高窓を設置して、プライバシーを守りつつ採光性を高めています。リビングの大きな窓はインナーテラスに面していますが、フェンスのおかげで外から室内が見えません。

リビングは、吹き抜けの高い天井と、見せ梁が目立つ勾配天井が印象的です。インダストリアルな雰囲気のなかに、ぬくもりを感じられる住まいといえるでしょう。

壁に沿わせたリビング階段は、スケルトンタイプです。階段の手すりの部分にはネットが張ってあり、安心して上り降りできます。天井のシーリングファンで、冷暖房対策もできています。

自分らしさと使いやすさ、どちらも叶えた家をご紹介

自分らしさと使いやすさ、どちらも叶えた家のせ施工事例はこちら

 

 

 

リビング階段を設置する際に決めること

リビング階段を設置する際に決めることをご紹介

リビング階段は種類ごとに形が変わるので、それぞれの特徴を押さえておきましょう。階段の使い勝手を良くするためには、設置場所や階段下の活用方法もイメージしておく必要があります。

 

階段の種類や形

リビング階段の種類は主に以下の4つです。特徴を以下にまとめました。

種類 特徴
直階段 ・折り返しがない真っすぐの階段
・階段下のスペースを有効活用しやすい
かね折れ階段 ・踊り場をはさんでL字型に折れる階段
・階段下のスペースを有効活用しやすい
折り返し階段 ・踊り場をはさんでU字型に折れる階段
・勾配がなだらかに感じる
らせん階段 ・ステップが螺旋状になっている階段
・省スペースに設置できる場合がある

階段の種類と併せてステップのデザインも確認しておきましょう。設置事例のようなスケルトンタイプの階段は、ステップの間から光りが差し込むため階段下のスペースが暗くならずに済みます。また、歩きやすさや安全性に影響するため、ステップの寸法や一段ごとの高さは慎重に検討することをおすすめします。

 

階段の設置場所

リビング階段を設置する場所は、以下の2パターンから選べます。それぞれの設置場所の特徴をまとめました。

階段の設置場所 メリット デメリット
リビングの端に配置 ・リビングが広く見える
・階段下のスペースを有効活用しやすい
・吹き抜けをつくりやすい
・来客時でも、家族がリビング階段を使いやすい
・リビングの出入り口から階段までの動線が長いと、不便に感じる
・階段から上階の各個室への動線も長い
リビングの中央に配置 ・階段を活かしたインテリアを楽しめる
・上下階の移動が楽になる
・リビングを狭く感じやすい
・階段下のスペースがムダになりやすい
・手すりが左右両側に必要となりコストがかさむ
・来客時に、家族が階段を使いにくい

 

階段下の活用方法

階段下のスペースは、デッドスペースになりがちです。収納スペースにする方法が一般的ですが、ほかにも以下の活用方法が挙げられます。

 

・テレビ台を設置する
・室内犬や猫などペット用のスペースにする
・ロボット掃除機の基地にする
・ディスプレイスペースにする
・子どもが遊ぶスペースにする
・本棚や机を置いてワークスペースにする

 

ペット用のスペースにすると、トイレの設備やペット関連の掃除道具など、見せたくないものもまとめて置いておけます。

子どもが遊ぶスペースやワークスペースとして階段下を使うなら、採光性が重要です。階段が光を遮ると、気持ちよく活動できません。スケルトンタイプの階段にしてステップの幅を広く取る、明かり取りの窓を開ける、照明を設置するなどして明るさを調整しましょう。

 

 

 

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【事例多数】吹き抜け階段とは?メリット・デメリットについて解説

 

リビング階段で後悔しないためのポイント

リビング階段で後悔しないためのポイントとは?

家族の距離が自然に近くなるリビング階段ですが、失敗を避けるために以下の2つのポイントを押さえておきましょう。

 

・寒さ対策を行う
・プライバシー確保がしにくいことを理解する

 

寒さ対策を行う

リビング階段を作ると、1階と2階がつながった広いスペースが生まれます。スペースが広ければ冷暖房効率が低下して、リビングがあたたまりにくくなります。また、あたたかい空気は上に逃げがちなことも、冬に寒さを感じる原因の1つです。

寒さ対策として、樹脂サッシなど高断熱窓を採用して断熱性能を高める、天井にシーリングファンを取り付けて空気を循環させる、階段とリビングの間をカーテンやロールスクリーンで隔てる、などの方法を検討しましょう。

 

プライバシー確保がしにくいことを理解する

リビングの音が2階の個室まで聞こえる、来客時にリビングを通りにくくなるなど、プライバシーにかかわる問題も想定しておきましょう。

リビング階段がある家では、外出や帰宅時に必ずリビングを通ります。家族のコミュニケーションを取りやすい反面プライバシーの確保が難しいところが、リビング階段のある家の課題といえるでしょう。リビングの端に階段を設置すると、防音対策になり、来客時にほかの家族が感じる気まずさも軽減できます。

 

 

 

注文住宅でリビング階段を設置したい方は日進堂へご相談ください!

リビング階段をつくると、家族間のコミュニケーションが自然に増えます。リビング階段の種類や特徴、設置場所、階段下の活用方法などを決めておくと、使い勝手のよい階段になります。冬の寒さやプライバシーにも配慮して、おしゃれで暮らしやすい住まいをつくりましょう。

日進堂は、香川県住宅着工棟数ランキングが13年連続No.1です。自由設計の家づくりで、お客さまが心地よく暮らせる家づくりをお手伝いします。リアルサイズのまちかど展示場で、さまざまなタイプのリビング階段を見ていただけます。

香川・岡山でリビング階段のある注文住宅を建てるなら、ぜひ日進堂にご相談ください。

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