モデルハウスの購入は後悔する?メリットデメリットを詳しく紹介

19,137 ビュー

モデルハウスを見学したときに、「この物件をそのまま購入したい」と考える人は多いのではないでしょうか。モデルハウスには、展示後に購入可能な物件が少なくありません。ただし、展示中の汚れや改装費などの問題について知っておく方が、安心してモデルハウスの購入を検討できます。

ここでは、モデルハウスの購入を検討する人に向け、モデルハウスを購入するメリット・デメリットを解説します。モデルハウスの購入による後悔・失敗を防ぐポイントも紹介するので、マイホームの計画にお役立てください。

 

モデルハウスとは

モデルハウスとは、展示用に作られた物件のことです。モデルハウスには設備や家電製品・家具などが取り付けられており、実際の暮らしをイメージしやすい作りになっています。また、住宅会社ごとにモデルハウスを比較すると、自分の好みに合いそうな住宅会社が見つかるでしょう。

モデルハウスには、分譲地に建てられた物件と、住宅展示場に建てられた物件の2種類があります。一般的には、分譲地のモデルハウスは建築完了直後~1年程度で販売されます。なお、展示期間が終われば入居可能です。

 

 

 

▼関連記事

注文住宅とは?メリットデメリットをわかりやすく解説

注文住宅と建売住宅どっちがいい?|価格差・寿命の違いを詳しく解説

 

モデルハウス購入のメリット

モデルハウス購入のメリットは、以下のとおりです。

  • 通常よりも安い価格で購入できる
  • 家電や設備が付属している場合が多い
  • 生活のイメージがしやすい
  • すぐに住むことができる

 

通常よりも安い価格で購入できる

モデルハウスは展示用の物件として建てられているため、通常の物件よりも安く購入できます。モデルハウスを相場よりも割安な価格で購入できる理由は、多くの人が見学で出入りしているためです。

また、建物ができてから時間が経っていることも、モデルハウスを安く購入できる理由の1つです。一般的なモデルハウスは新築の状態で展示されます。ただし、モデルハウスを購入する頃は、1~数年以上が経過していることもあります。

 

家電や設備が付属している場合が多い

モデルハウスには家電や設備などが付属している物件が多く、お得にマイホームを手に入れられます。見学者にアピールするため、モデルハウスにはハイグレードな家電や設備が用意されているケースが少なくありません。そのため、モデルハウスを購入すると、一般的にはオプションとなる家電や設備を、そのまま譲り受けられます。

さらに、住宅会社や物件にもよりますが、カーテンやテーブルなどのインテリアもいっしょに譲ってもらえる可能性があります。モデルハウスのインテリアはプロによって整えられているため、快適で整った空間で生活できるでしょう。

 

生活のイメージがしやすい

建築済みのモデルハウスの外装・内装を見ながら購入を検討すると、生活イメージが湧きやすくなります。

自分で注文住宅を設計すると、完成後に違和感があるケースもあります。図面やイメージ画像を見るだけでは、実際の暮らしをイメージしにくい人もいるでしょう。その点、モデルハウスなら、部屋や通路の広さ・動線・収納力などを事前に体感できるため、入居後のギャップを感じにくくなります。

 

すぐに住むことができる

分譲地に建つモデルハウスの場合は、売買契約を結ぶと展示期間が終わりしだい入居可能です。個人で用意した家具を運び入れるだけで、すぐにモデルハウスでの新生活を始められるでしょう。

一方、注文住宅を建てる際は、土地や住宅会社選び・住宅会社との打ち合わせ・建築に要する期間などを経て、トータルで8~17カ月程度が必要です。理想をかなえようと立地や設備、インテリアにこだわると、さらに長い期間を要するかもしれません。

 

 

モデルハウス購入のデメリット

モデルハウス購入のデメリットは、以下のとおりです。

  • 設備・家電に傷・汚れがついている可能性がある
  • 分譲地は土地を選べない
  • 思わぬ改装費がかかる可能性がある

 

設備・家電に傷・汚れがついている可能性も

モデルハウスを購入すると、家電や設備に傷がついている可能性があります。モデルハウスの展示中には、不特定多数の人が見学に訪れるためです。宿泊体験を実施している物件では、トイレや浴室など、水回りの設備を使用されているケースもあるでしょう。

自分でモデルハウスの傷や汚れを修繕すると、出費がかさみます。モデルハウスの傷や汚れの程度を確認し、修繕費用を負担してもらえるか住宅会社に問い合わせておきましょう。

 

分譲地は土地を選べない

分譲地のモデルハウスはすぐに住むことができる反面、土地選びがてきない点がデメリットと言えます。モデルハウスの購入予定があれば、分譲地の立地について先にリサーチしておくことをおすすめします。

立地を見る際は、治安が良いか、商店街や病院が近いなど暮らしに困らないか、学校や職場に無理なく通えるかといった点がポイントです。さらに、ハザードマップで災害のリスクを調べておくと安心できます。

 

思わぬ改装費がかかる可能性もある

住宅展示場のモデルハウスを購入すると、用意した土地の形状やライフスタイルに応じて家の形や間取りを変更できる場合があります。欲しい場所にコンセントがないなど、忘れがちなポイントもしっかり確認しておきましょう。しかし、変更する箇所が多いほど、改装費が割高になる傾向が見られます。

改装費がかさむと、新築の注文住宅を建てる場合と同じくらいの出費になるかもしれません。モデルハウスを購入する前に、改装やプラン変更の費用を住宅会社に問い合わせておきましょう。

 

 

モデルハウスの後悔・失敗を防ぐポイント

モデルハウスの購入で失敗を避けるには、周辺環境や物件の状態を確認することが大切です。実際にモデルハウスの周辺を散策してみて、周辺環境を自分の目で確かめましょう。

また、モデルハウスを見学する際は、あらかじめマイホームの予算を計画しておくことをおすすめします。人気のある物件の場合は、購入を急ぎがちになるかもしれません。今後のライフプランにしわ寄せがいかないように、購入に充てられる予算を決めておきましょう。

 

 

モデルハウスに関するよくある質問

モデルハウスの販売期間はどのくらいですか?

モデルハウスの販売期間は、一般的には1~2年程度が目安とされています。

その後、新しいデザインや機能を反映した新しいモデルハウスに切り替えることが多いです。 物件の人気度などによって期間が変わる場合もあります。

 

モデルハウスは誰でも見学できますか?

モデルハウスは事前予約をしたうえで見学することが可能です。

日進堂でもモデルハウスの見学会を開催しているのでぜひお気軽にお越しください。

 

モデルハウスとモデルルームの違いは何ですか?

モデルハウスは、主に一戸建ての新築住宅を販売するための展示場です。 一方、モデルルームは、マンションやアパートの販売のために用意される展示スペースです。

・モデルハウス

実際に建てられた家を見学することで、間取りや設備、建材の質感などを直接確認することができます。また、モデルハウスは通常、実際の住宅地に建てられていることが多く、周辺環境も一緒にチェックすることができます。

 

・モデルルーム

一般的には、建設予定地やその近くに設けられ、完成予想図やパース(立体的に描かれた図面)と共に、実際の部屋の大きさや間取り、内装のイメージを確認することができます。

 

 

モデルハウス購入前にメリットとデメリットを理解しよう

気に入った物件にお得に早く住めるといった点は、モデルハウス購入のメリットと言えます。一方、モデルハウス購入のデメリットとして、傷や汚れがついていたり、思わぬ改装費がかかったりするリスクを理解しておきましょう。

日進堂は、自社で所有する分譲地で、リアルサイズのまちかど展示場を運営しています。弊社は地域密着型のビルダー(工務店)で、豊富な分譲地を所有しています。香川県内に建つモデルハウスは、常時10棟以上です。香川・岡山で注文住宅を建てるなら、ぜひ日進堂にご相談ください。

カテゴリー:

新着記事

おすすめ記事