階段がなく老後も安心して住めるとして人気の平屋ですが、実際にどのような間取りにするべきか悩むポイントです。
そこでこの記事では、平屋の一般的な間取りである2LDKを検討している人向けに、間取りではどんな点を意識すればいいのかをはじめ、費用の相場についても解説します。日進堂が手掛けた施工事例も紹介するので、平屋のイメージづくりにお役立てください。
Contents
【平屋】2LDKの広さはどれくらい?
平屋は上階がない分、構造上の壁の制約も少なく、大きな窓を設けたり天井を高くしたりできることから開放的な空間になりやすい特徴があります。また階段がないのでバリアフリーになり、高齢者や小さなお子さんでも安全に暮らせます。
2LDKの平屋の場合、延床面積は約15坪~30坪が一般的です。2LDKの平屋は、夫婦の主寝室+子ども部屋(もしくは和室)の間取りが一般的で、3人家族でも快適に暮らせる広さといえます。
下記は、平屋の2LDKに住む家族構成と部屋の間取りをイメージしたものです。参考にしてみてください。
・夫婦2人+子ども1人の3人暮らし1人
LDK・夫婦の寝室・子ども部屋
・夫婦2人暮らし
LDK・夫婦の寝室・趣味の部屋や客間
または
LDK・夫婦それぞれの個室(2部屋)
2LDKの平屋におすすめの間取り5選
ここでは、日進堂が手掛けた2LDKの平屋のおすすめ間取りを5つ紹介します。施工事例から間取りのポイントも合わせて解説するので、2LDKの平屋のイメージを掴みましょう。
【間取り】プライバシーを確保した脱衣所と広々テラスのある平屋
こちらは、ブラックとホワイトを基調に、木目の軒天や石目調の外壁がアクセントになったシックモダンな外観の2LDKの平屋です。
間取りのポイントは、洗面室の隣に洗濯物の室内干しができる脱衣室を設けた点です。天候や時間を気にせずに洗濯物が干せるので、日中家にいない共働き夫婦は重宝するでしょう。
また、リビングに1間半の大きな掃き出し窓を設置したことで、明るく開放的な空間になりました。さらに外にはリビングとひとつながりで、広々とした約7畳のテラスを設置。視界が開けることで、より広さを感じやすくなります。
洋室は2部屋ですがそのうちの1室はあとで間仕切りができるように作られており、3LDKにも可変です。
プライバシーを確保した脱衣所と広々テラスのある平屋の施工事例はこちら
【間取り】開放感のあるコの字型の平屋
木目の天井クロスが印象的なこちらの住まいは、チャコールブラックの室内ドアやキッチン前のサブウェイタイルを合わせたナチュラルモダンなLDKが魅力の平屋です。勾配天井の上部に高窓を配したことで明るさが増し、より洗練された空間になっています。
平屋の場合、庭に洗濯物を干すと外からの視線が気になることもあり、こちらの平屋では3帖のランドリールームを作りました。泥で汚れた靴を洗ったり衣類のつけ置きができたりする便利なスロップシンクを設置したことで、より家事効率が良くなる点もポイントです。
さらに、コの字型の間取りの中心にウッドデッキを配置しました。3面の壁で囲まれているため、外からの視線を遮りながらゆったりとお家時間を過ごせる点も魅力です。
【間取り】帰宅動線と大容量収納のある平屋
高さを生かした勾配天井と、1間半の大きな掃き出し窓からの採光で明るく開放的なLDKのある平屋です。
玄関と洗面室をつなげて、帰宅後すぐに手洗い・うがいができる動線にしました。子どもが外遊びから汚れて帰ってきても、リビングを通らずに着替えることもできるので、リビングが汚れることもありません。
また、洗面室からファミリークローゼット・ランドリールームにも直接行ける動線にし、「洗う・干す・しまう」といった洗濯に関する動作を効率良く行えます。
リビングが見える玄関ホールのかわいらしい室内窓をはじめ、キッチンや子ども部屋のアクセントクロスなど、随所に遊び心を散りばめた楽しい住まいに仕上がっています。
【間取り】ガレージとロフトで快適に過ごせる平屋
こちらは、ガレージハウスを備えた2LDKの平屋です。暮らしの主役に据えたガレージは、車のボディサイズに合わせて窓の大きさや配置を決定し、正面からは愛車が見えるよう、窓の位置を低く設置しました。
隣接するご主人の部屋は、パソコンなどの作業をしながらガラス越しに愛車を眺められる仕様にしています。
一方で、くつろぎの場となるLDKには、吹き抜けとシーリングファン、ロフトにはハンモックを設置してより快適な空間にしました。ブラックチェリーの床にグレイリッシュな木目天井、そこにアイアンブラックが調和し、まさに大人の洗練された空間を実現しています。
【間取り】土間空間で夏は涼しく、冬は暖かい平屋
こちらは、玄関から長く広がる土間空間が特徴的な平屋です。土間を設けることで、夏は直射日光を抑えて涼しく、冬は太陽の位置が低いことで日差しが部屋の奥まで差し込む暖かな空間を作り出します。
デザイン性の高い室内インテリアにも注目です。玄関やトイレ、テレビ背面には素材の質感や立体感が魅力の「エコカラットタイル」を採用。キッチン前やリビング入口には木目の柱をあえて見せることで、インテリアのアクセントとなり目を引きます。
また、デザイン性だけではなく、リビング横には家族の寛ぎスペースとなる畳コーナーや、ゆったりとごはんを楽しめる広々としたキッチンカウンターなど毎日を心地よく過ごせる設備も充実しています。
2LDKの平屋のメリット
2LDKの平屋は、動線がコンパクトにまとめやすいというメリットがあります。しかも平屋は階段を使った移動がなく、家事をスムーズに済ませられます。階段での移動が心配な子どもから高齢者まで住みやすいでしょう。
また、二階建て以上の建物と比べると家族が同じフロアで過ごすため、家族間のコミュニケーションが円滑になります。子どもが思春期でも顔を合わせる機会があるため、ふとした瞬間の会話を期待できます。
さらに、平屋では二階・三階部分の重さがないため、柱や壁が少なめでも構造が安定し、耐震性に優れています。構造的に高さが低いため、台風が接近しているときや、近くをトラックなどが通るときなども、安定している平屋では揺れを感じにくく、安心して暮らせるでしょう。
2LDKの平屋のデメリット
平屋はすべての部屋が一階にあるため、外から室内の状況がわかりやすくなり、プライバシーの保護やセキュリティ面での対策が必要です。特に周囲に二階建て以上の建物が多い場合は、上からのぞき込まれる視線を感じるかもしれません。
また、平屋はすべての居室をワンフロアにまとめる必要があるため、単純に計算すると同規模の二階建てと比べて二倍の建築面積が必要になります。そのため広い敷地を確保する必要があり、土地探しをする際は注意が必要です。
さらに平屋は一階しかないため、水害時の避難が困難です。特に二階部分まで浸水するようなレベルの水害では平屋は水没し、命に危険が及ぶ可能性が懸念されます。検討する地域のハザードマップをしっかり確認しましょう。
最後に、住宅密集地の場合、周囲に二階建て以上が多いと部屋の日当たりや風通しが悪くなる場合もあります。
2LDKの平屋で間取りを工夫して快適な暮らしを手に入れよう!
2LDKの平屋はコンパクトで暮らしやすい一方、プライバシーの確保や日当たり・風通しの悪さといったデメリットもあり、快適な暮らしを手に入れるなら、間取りの工夫も必要です。とはいえ、初めての家づくりでどう工夫すべきか分からない方も多いかもしれません。まずは、平屋の施工実績が豊富な住宅会社に相談することから始めましょう。
日進堂は、香川県住宅着工棟数ランキング13年連続No.1と長年の実績と信頼がある住宅会社です。地域密着型で豊富な分譲地を所有しており、高松市を中心に常時約50か所もの自社分譲地を展開しています。香川・岡山で2LDKの平屋を検討している方は、ぜひ日進堂にご相談ください。また日進堂の住宅作品集のカタログも無料でお届けします。
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