「古民家風の家にしたい!」家づくりの際にこだわるポイントを解説!

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注文住宅の家づくりでは、家族の好みや生活スタイルに合わせてさまざまなスタイルの家を実現できます。これから家を建てようとしている人のなかには、昔ながらの日本の家からインスピレーションを受けた古民家風の家に憧れている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、古民家風の家の特徴や、古民家風の家を建てる際に注意したいポイントなどをご紹介します。建てる前にポイントを押さえておくことで、理想の家を実現できやすくなるでしょう。

 

古民家風の家の特徴は?

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古民家風の家を実現したいけれど、具体的にどのような要素が古民家の雰囲気を出してくれるのか疑問に思っている人も多いでしょう。古民家風の住まいの特徴を理解しておくと、理想の家を実現しやすくなります。

ここでは、古民家風の家の特徴を4点ご紹介するので、チェックしておきましょう。

 

​​​​古材を取り入れる

新しい木材を使って家づくりをするのではなく、古い木材を取り入れて建築すると古民家の風情が感じられる家に仕上がります。古民家の魅力の1つは、年月や温かみを感じさせる古材です。古民家で使われていた古材を再利用することで、新しく建てる家でも古民家の雰囲気を演出できるでしょう。

ただし、古材はその魅力が広く認識されるようになってきているため、入手困難な場合もあります。家全体を古材で建築するのは難しいため、目に入りやすい場所に古材を使うなどの工夫をして古民家の雰囲気を演出するのがおすすめです。新しい木材と手に入れられる古材をうまく組み合わせて、古民家独特の雰囲気を実現しましょう。

 

木製の柱・梁を取り入れる

古民家風の雰囲気をもたらしたい場合は、構造材である柱や梁を木製にするのがおすすめです。昔ながらの大黒柱や大梁は、単体で力強い存在感があり、木組みの構造の美しさも特徴的です。

職人が木の性質を活かして造り上げてきた柱や梁は、年月とともに風情が増し、家の中に自然で心地よい空間を創り出すのに一役買ってきました。現代の家ではすっきりとした見た目を重視して柱や梁を壁や天井で隠してしまうことがありますが、デザインとして柱と梁を残すと古民家の雰囲気を演出できます。

 

色合いを重厚感が感じられるようにする

内装や外装に取り入れるカラーは、黒や白を基調にするのがおすすめです。実際に、古民家では黒光りする木材や使い込まれた瓦などが見受けられ、こうしたものから長い歴史を感じることが多いでしょう。新しく家づくりをする場合も、黒などの重厚感のあるカラーを取り入れると古民家のように落ち着いた空間を演出できます。

また、古民家では漆喰の白い壁が使われていることがよくあります。白は漆喰をイメージさせ重厚感のある色と美しいコントラストを演出してくれるでしょう。このように、色合いを選ぶ際は、重厚感に着目して選ぶと古民家の雰囲気に近づきます。

 

和室・レトロな雰囲気を取り入れる

 

古民家風の家を実現するには、外観・内観だけでなくインテリアによって古民家の雰囲気を演出することもできます。家づくりの機会に、レトロな雰囲気で統一感のあるインテリア雑貨や家具を揃えてみるのもおすすめです。

和室には昔ながらの障子や掘りごたつを取り入れたり、レトロ感のある照明器具を設置したりしてみましょう。また、ダイニングテーブルの代わりにちゃぶ台を利用してみると、風情が出ます。この他にも、飾り棚や椅子、花瓶など、古民家をテーマにしたインテリアグッズを探してみると良いでしょう。

古材を入手するのが困難な場合や構造上の理由で木製の柱や梁を取り入れることが難しい場合は、このようにインテリア雑貨や家具などで雰囲気を演出することも十分可能です。

 

 

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古民家風の家づくりの注意点

家づくりでは、あらかじめ注意点を押さえておくと失敗しにくく納得の家を実現しやすくなります。古民家風の家を建てるには、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。

ここでは、古民家風の家づくりを行う際に注意したい点をご紹介します。

 

細部までこだわってくれる住宅会社を探す

古民家風の家を実現するには、設計の自由度が高い住宅会社を選ぶことが大切です。設計やデザインがある程度自由にできないと、古民家ならではの特徴を演出することが難しくなるでしょう。規格住宅を展開している住宅会社は自由度が低いことが多く、古民家風の家を建てるには不向きです。

また、自由度の高い注文住宅を展開する住宅会社のなかでも、担当者と相談をして綿密に設計の相談ができる企業を選びましょう。自分たちの要望や価値観を理解して実現できる技術力やデザイン力、提案力があるかどうかを見極めることが重要です。細部までこだわってくれる住宅会社を選ぶと、自分たちでは気が付かなかったポイントを提案し、さらに理想に近く暮らしやすい家づくりを実現できます。

 

古材の再利用が可能か確認する

古民家風の住宅を建てるには、実際に古民家で使用されていた木材などを購入して再利用すると雰囲気が格段に古民家のイメージに近づきます。古材には、長い年月で培われた風情や温かみがあり、新しい木材を工夫して取り入れるのとは異なる魅力があります。

ただし、すべての住宅会社で古材の再利用を行っているわけではないため、事前に確認しておくと良いでしょう。また、住宅会社によって技術力の点で得意・不得意があります。古材を再利用して古民家風の家を施工したことがあるか実例を尋ねてみるのも良いでしょう。見かけだけでなく、構造体の強度なども含めて的確にアドバイスしてくれる住宅会社を選ぶのがおすすめです。

 

 

古民家に関するよくある質問

 

古民家風住宅とは何ですか?

古民家風住宅とは、古き良き日本の伝統的な家屋、特に古民家の特徴や雰囲気を再現した住宅のことを指します。古民家風住宅は、木材をふんだんに使用し、和風のデザインや間取りを取り入れることで、古民家特有の落ち着いた雰囲気や温もりを感じることができます。

 

古民家とはどういう意味ですか?

古民家とは、一定の年数以上経過した伝統的な日本の住宅を指します。具体的な年数は定義されていませんが、一般的には50年以上経過したものを指すことが多いです。

 

古民家はなぜ人気があるのですか?

古民家が人気な理由はいくつかあります。まず、古民家はその独特の風情や歴史的な価値があり、日本の伝統的な生活様式を体験することができます。また、古民家は自然素材を多く使用しているため、健康や環境に配慮した生活を送ることができます。さらに、古民家は一般的な新築住宅とは異なる、ユニークな空間を提供します。

 

古民家再生とはどういう意味ですか?

古民家再生とは、古い民家を修復し、新たな価値を付加して再利用することを指します。これには、歴史的な価値を持つ建物を保存し、現代の生活スタイルに合わせて改修するという意味が含まれます。また、地域の文化や風土を反映した建築物を活用することで、地域の魅力を引き立てるという側面もあります。

 

古民家は何年持ちますか?

古民家の寿命に関して、いわゆる伝統工法で建てられている建物は、メンテナンスによって80年を超えるような建物も少なくありません。古民家の場合は築年数が長いため、建物の老朽化が進んでいることが多く、定期的な補修や改修が必要となります。

 

古民家はなぜ涼しいのですか?

古民家が涼しい理由は主に以下の3つです。

1. 自然素材の利用:古民家は土壁や木材などの自然素材を多く使用しています。これらの素材は湿度を調節し、熱を吸収・放出する性質があり、自然のエアコンのような役割を果たします。

2. 建築構造:古民家は風通しを良くするための設計がされています。例えば、床の間や縁側、吹き抜けなどが空気の流れを作り出し、自然換気を促します。

3. 緑の利用:古民家の多くは庭や緑地が豊富で、これらの緑が日射を遮り、涼しい空気を供給します。

 

 

古民家風の家づくりは完全自由設計の日進堂にご相談ください

古民家風の家を建てるには、古材を利用したり色合いや外観・内観、インテリアを工夫したりするなどのポイントがあります。住宅会社に相談しながら、できる範囲で古民家風の美しさを演出する工夫を取り入れてみましょう。

古民家風の家は独創性が高いため、自由度の高い家づくりを行っている住宅会社を選ぶのがおすすめです。日進堂では、間取りはもちろん、素材や仕様を自分たちで選べる完全自由設計の家づくりが可能です。また、専任スタッフによる徹底サポートが提供されるため、古民家風の家づくりへのこだわりや要望をじっくりと聞いてもらえるでしょう。それぞれの分野の専門家がチームでサポートしてくれるため、希望を反映した快適な家を実現できます。

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